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Depuis 2003

 婦人病・卵巣脳腫(のう腫) 



第3話   入院前事情


痛いこの金額!
手術入院が確実に決まると、それはそれでやらなくてはいけないことが沢山出てくる。
先ずは、予定していた旅行の取り消しからだ。出発の1週間前の取り消し。当然キャンセル料がかかる。しかし理由が突然の病気ということから、やむを得ない。なんとか免除してもらえないかどうか, 旅行代理店へ頼む。まさに私は同じ旅行会社の別の支店で同じ仕事をやっていたから多少の内情はわかる。取消料の特別免除方法のからくりなんてのも、うる覚えだがやったことがある。でもそんなこといまさら目の前にいる係りの人に言えるわけないし、自分が働いていた時もそういうお客さんがいて、だから何だと思ったことがある。結局今回は取消料免除の対象にはならないということで、ひとり5万円X3人分15万円が飛んでいった。。。本当に非情な会社だと心から思った!


それでも健康そうに見える私
手術は9月13日が予定だった。診察から1ヶ月以上はある。
次に、カナダモントリオールにある契約したガイド会社へ仕事の断りの連絡。9月の中旬から10月にかけて、紅葉シーズンにあわせてわんさと日本人観光客がやってくる。現地ガイドはフル回転で働くことになるのだが、それも無理ということになる。
手術日までは、ひたすら痛み止めの薬で抑える。手術も毎日行うわけではなく、決まった曜日にしか行われないために、どうしてもこのように待ち状態になってしまう。安静にしていることが必要だった。にもかかわらず、せっかく帰ってきた日本。実家のある静岡よりもむしろ東京に沢山友達がいて、この知らせ, 痛み止め、そしてお泊りセットとともに久々の面々に会いに行った。だが、会いにいってもお酒が飲めない。飲み屋でクランベリージュースなぞを飲む羽目に。こんな思いは始めてだった。飲みにいって飲めない状況。。。私にとっては屈辱である。でも顔つきは、病人だろうとなんだろうと、ぐびぐびいけるように見えることからだろうか、飲み屋の店員さんは、クランベリージュースがワインに見えたのか何だかわからないが、必ずお代わりのボトルを入れるかどうか私に聞いてくる。私は飲んどらんちゅうねん。


宇野千代サマ登場
さて、次なる準備は入院に向けての用具揃え。うちの両親、特に母は何度か手術入院の経験があるので、その辺の勝手は多少慣れているようである。洗面用具、ティッシュペーパー、病院から指定された物品をいくつか、そしてパジャマの購入。これがもめにもめた。彼女と買い物に行ったのだが、パジャマでは駄目だと言い張る。『先生に診てもらうときにパッと見せないといけないから寝巻きじゃないとだめだ』とのたまう。寝巻きなんて冗談じゃない。しかも昔からあるあの竹みたいな柄のものしか売られていなく、本当にこれを着て入院するのか最後まで疑っていた。結局パジャマと併せて『お寝巻き』、しかも『宇野千代』ブランドの、どピンクの寝巻きとバスローブ風の寝巻きを買うことになった。これが結構高価で、一着4000円もするシロモノである。


フランス彼に報告
入院用品もひととおり揃い、落ち着いた頃に、また次の定期健診に行く。そこで先生より、手術日が早まる旨を知らされた。8月28日になった。早い方が良かったのでもちろんそのオファーを受けることになった。誕生日を忘れた彼(といちいち余計なまえをつけられてかわいそうな人・・・)に、手術日が変わったことを告げる。じゃあ、入院前には必ず電話入れるからと言われたまま、入院日の8月26日が来てしまった。私も自分からフランスへ電話すればいいのだが、これからもっと病人になる人が何で電話しなきゃいけないんだっていう、本当にツマらないプライドが邪魔をして、結局かけず仕舞いとなった。あちらはあちらでカレンダーが頭に入っていない人なので、またまたお忘れになった模様。


to be 第4話...

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